子供の五臓と五情③ ~肝(1)~

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~肝(かん)について~

子供達の言動は、大人からすると、妙にきちんとしたかと思うと、次の瞬間気まま、ワガママに見えます。これらは皆、肝臓に由来するものです。魂(こん)怒(ど)条達(じょうたつ)疏泄(そせつ)等の用語で説明できます。

魂(こん)とは、理性、ルール、マナー、端正なものを好む気持ちのもとです。子供はもともとその傾向が強く、また、公共の場で鍛えられている最中でもあります。

具体的には、謎の自分のルールを作って、一人で熱心に遵守している。そして「〇〇しなきゃダメなの!!」とゴネる。(ああ、、、、身に覚えがありすぎる。。。。)そして、そのゴネかたこそが、五情の怒をよく表しています。

怒(ど)。正直、めんどくさい事がある子供のゴネですが、、、、そのゴネは、理想の高さゆえだったり、けなげで前向きな気持から発しているので、割とさわやかです。いい大人が、内心、こっそりと共感している事もよくあります。

魂(こん)がきちんと守られていない!!と怒る一方で、
条達(じょうたつ)を求める欲求もあります。条達とは「木の枝が伸びるように四方に伸び、広く及ぶこと」です。木(もく)の要素です。

子供心でいえば、、、、空には枝を、大地には根を、もっともっと伸ばしたい。のびのびできる環境で、自由につき進んでゆきたい。こころも体もあたまも、昨日までの自分を少しでも越えたい。その結果、有形無形の制限は、実は無きに等しいものだった、と思いたい、、、、と願う気持ちです。

大人との軋轢、ワガママ、もしくはダメと言われた事こそ熱心に取り組む子供たちのパワー。それは、肝臓の持つ条達のエネルギーから発しているものです。

ただし、決して、無軌道ではありません。条達にはもう一つ、「すじみちが通っている」という意味もあります。木(もく)と肝(かん)の性質のほとんどを言い表してくれています。漢字ってすごいですね!!文明が、思想が、ギュッと凝縮されています!!

ちなみに、条条(じょうじょう)という言葉には
  1. 分別があり知恵を持つ事
  2. 道理のすじみちがたっている様子
かと思うと、、、
  1. もつれるさま、、、
という意味があるそうです。色々考えさせられますね!!

ニワトリ、タマゴになってしまいますが、、、、健康なときも、そうでない時も、子供の肝に対するケアや接し方に必要なのは、
疏泄(そせつ)を助けてあげることです。疏泄とは、気のめぐりが正しく円滑に運行し、それによってこころも思考も体の機能ものびのびと正常な働きをする事です。そして、気がめぐる為には、ルールをふまえたうえでののびのびが、どうしても必要です。

前述の、魂と怒と条達とを尊重すると子供の肝はとても満足します。肝は筋肉とも関りが深いので、、、、、、スポーツは肝を育てつつ過剰なエネルギーを落ち着かせてくれるので、オススメです。言いかえれば、スポーツ万能な子は、肝も突出しています。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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