アルフォンソ10世

ヴィーナスパワーの高い男性達の中で、まっさきに思い浮かぶのがアルフォンソ10世です。(1221~1284)

  • レコンキスタ(イベリア半島からイスラム国家を無くし、キリスト教徒の国だけにしようという国土回復運動)のなかで誕生

  • 31才で王位に。軍事的、政治的には、、、、若くしてイスラム勢力との戦いに勝利するものの、以後はふるわなかった。スペイン統一や、神聖ローマ帝国の帝位につきたい、等の野望はかなわなかった。

  • 文化の守り手としては大活躍。中世カスティリャ文化はこの人抜きには語れない。名門大学で音楽が正課になるように定める。ジャンルを問わず様々な分野の本を著し、編纂を命じる。天文表、スペイン全史、宝石について、チェスとサイコロについて(王様がバクチの本なんてビックリ!!まあ、統計学の発展の為にもなりますが、、、、)

  • そして法律の百科全書「七部法典」を完成。当時の主流のローマ法、教会法、カスティリャの慣習法が併記。当時の法典の中で、もっとも体系化されており、比類のない出来の良さを誇る。(実際に施行されたのは80年以上経ってから)

  • 才能ある人材なら、人種や宗教を問わず登用。レコンキスタの中で育ったにもかかわらず、ユダヤやアラブの学者も採用する柔軟さ。
  • 等々。すごい人です。

    チェスの写本の絵には、イスラム教徒と対局する彼の姿が。なんと、カトリックを守り推進している王様が、アラビア文字が書かれたテントの中に入って対局しています。相手の世界観を知りたいと願い、実行する。相手のふところに入ってゆくという行動によって、誠意を示す。カッコイイ!!ブラボ~~!!ビバ!!と、書いてて、もう、大興奮です。

    しかし、この王様が、自身の仕事の中で最も愛し、誇りにしていたのは、「聖母マリア讃歌集」通称「カンティガ」の編纂です。死後に自分が眠る大聖堂に、写本を一冊おいてほしいと言葉を残すほどの熱愛ぶりです。
    (次回に続く)
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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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