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「幸運、開運鍼灸院と呼ばれて」➅ 超難関校合格編

前回からの続きです。
まず、
・思いがけず受かった超難関校でそれゆえ一般の人からするとややマイナーな理系の国立大
又は
・そこまでハイレベルではないものの、いい学校で、一般受けする有名校。学びたいジャンルを売りにしたクラスがあるのは(当時)ここだけなので、憧れていた本命校。ここに入りたくて浪人したようなもの。

という二択しかない、という考え方から自由になりましょう!!と、鍼灸の合間にお話ししました。なぜかというと…

例えば、就職活動で、A社かB社か迷って苦しんだのに、後に合併し(悩んで損した!!)ということがあったりします。前提自体が消えたり変更されたりするのです。決め手にした魅力あるいは弱点が無くなって(話がちがう!!)と思うことだってありえます。

この件でいうと…
・そんなに魅力的な分野なら、国公立大だって同様のクラスを設置するかも?
・私大のそのクラスがあり続けるとは限らない。入学したのに消えるかも?
・第一人者とその周辺の人々が、活躍の場をかえるかも?
・サマースクール等で受けさせてくれるかも?又は、出入りを許され、母校の単位にしていいという制度等ができるかも?又は、共同研究をすることになって(どっちでも一緒だった!!)と思うかも?
とお話したところ…
かたくなさは大分取れたものの、あと一声、という感じでした。それはそうでしょう。恋愛に例えると、長年憧れたけど一度フラれた人からやっとOKが出たら、もっとステキな人からモテちゃった、という、嬉しいけれど珍しい状況ですから!!

なので、「最終的にはちゃんと自分で決めることだけど…」と前振りをしてから、
「自分で考えるためのヒントにしてね。〇〇さんにとって進学は、単に教養を増やすだけじゃなくって、プロになる為の具体的な職業訓練を受けに行くってことですよね?」
うなずく若い理系女子。さわやかで、ひたむきです。

余談ながらこの時、さも年長者らしく真面目な顔で話しかけつつ、内心、(私自身は、数学や化学はさっぱりで…動物や植物が好きだったから生物は得意で、鍼灸師になるには充分だったけど…理系の才をうらやむ気持ちはやはりある… でも!!それでも!!理系のけなげな若人のお役には立てるのだ!!陰ながらサポートはできるのだ!!鍼灸師になって本当に良かった!!ビバ!!)と、喜びに打ち震えていました。表情とこころが全然違っていました。

「ということは…卒業後にどうしたいかで考えるといいかもしれません」

ハッとする若者。視野の広さと深さを取り戻しかけたようです。(いいぞ!!いいぞ!!)

「だれを相手に、どういう規模で、なんの仕事をするのか。
師匠やボス、リーダーはだれか、どういう人か。
どんな感じの人たちを仕事仲間にして一緒にやっていきたいのか。
自分とクライアントの立場は、それぞれ、個人か、民間企業か、公的機関か。
自分が楽しく長続きしそうなのはどちらか?…等で考えてみたらどうでしょう?」

言い終わるか終わらないかのうちに、ピカピカに喜ばしく輝く声が。
「分かりました!!もう、絶対こっちです!!」
もし、私にオーラが見えたなら、きっとそれはそれは美しい光景だったに違いありません。日頃自分を律してつつしみ深いこの学生さんの、はじける姿にこちらも嬉しくなりました。
鍼灸もちゃんとしましたが、この日は、本当に、ムンテラの方が勝っていました。
次号に続く。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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