「花粉症対策 鍼灸院発 発症時は甘やかし大作戦」 ⑤

前号からの続きです。併せてどうぞ!!

五臓六腑でいう脾、胃に過不足があれば…
・花粉症に耐える気力、体力を、食物から取り込むのが難しくなりがちで、だるく、疲れやすい。
・また、寝起きや寝入りばななど、昼と夜との切り替え時に弱い体になりがち。こういう時に症状もでがち。
・自分自身に花粉症があろうとなかろうと、脾胃タイプの人は、他人にとても気を遣うので…ひどい花粉症の人に巻き込まれてバテバテに。
・脾、胃は… 花粉のシーズンとの直接的な関りは少ないものの、肝、胆、肺、大腸との関りが大きい。
・春に肝、胆が主役になり、しかも症状まで出てくると、もともと肝胆に弱い脾胃(消化能力等)にとばっちりがきて、脾胃が弱る。その結果、肝、胆および関連する部位にも栄養がゆきわたらず、弱体化して、共倒れに。
・一方で、肝、胆は消化を助けている側面もあり、弱れば脾胃もつらくなる…という流れがあります。肝、胆も脾、胃もどちらもつらい悪循環に陥りがちなのが春です。

・また…、脾、胃は、肺、大腸を常に助ける立場にあるので、脾、胃が弱れば前号に載せた肺、大腸も無事ではすまず悪化します。
・そして、これまた、肺、大腸が弱れば、脾、胃もいつもより沢山、肺、大腸をサポートしなくてはいけないので、ますます疲れてしまい、下手をすると共倒れ、になってしまいがちです。

・加えて季節の変わり目、土用の問題もあります。脾胃は、本来長夏(じめじめした夏。中国ではカラッとした夏と、秋との間の蒸し暑い夏。日本では、梅雨や台風シーズンが長夏に近い)に弱いのですが、もう一つ
・土用に弱りがちでもあります。
土用とは立春・立夏・立秋・立冬の直前の、各18日間をいいます。要は季節の変わり目です。
脾胃が強ければ、このころ元気一杯で、
脾胃が弱ければ、弱って、冒頭のような症状に悩まされます。

・興味深いのは…
花粉症は、立春の前の土用ごろからスタートし、立夏の前の土用には、大分落ち着く人が多いのです。立夏の頃には一部の暑さに弱い花粉症の方がわずかに残るだけです。
・おそらく狭義では、土用という季節の変わり目に、大きく見れば冬と夏との間に、発症しやすいと考えていいと思います。いずれにしても、脾胃もとても大切な器官です。
・・・次号に続く。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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