夏のメンタル東洋医学① 稲川淳二さんの功績

稲川淳二さんをはじめとする怪談のプロが、真夏の心臓病やこころの病、脳血管障害等々の予防に一役かっているかもしれない、と毎年この時期になると思います。

夏は、五臓でいう心臓の季節で、東洋医学でいう心臓はとても多くの分野を担っています。知能、才能、物事を質量共に深く、かつ、俯瞰して考える力、精神、笑い、喜びはしゃぐこと。様々な感情をまとめ上げること。知能と滑舌の良さ、血管の状態、脈拍、汗のかき方の一端を担う…等々です。

夏は良かれ悪しかれ、五臓のうち心臓がその人の中で突出しがちです。健康な人なら、上記がうまくいって楽しく情熱的でいられるのですが、
心臓の弱い人、または逆に過剰な人は、上記にちなんだ病気が発症したり、悪化したりしがちです。

そんなとき、行き過ぎた心臓のエネルギーに、ほどよくブレーキをかけてくれるのが、腎臓です。腎臓は恐怖とセットです。(恐くて失禁、といえばお分かりでしょうか)
心臓は火、腎臓は水に属します。腎の水でもって、心火(心臓の火)をなだめるのです。

そして…、この腎をほどよく刺激して、心臓にクールダウンをもたらすのが、(安全な範囲での)恐怖、つまり守られたなかで聞く怪談です。

もちろん、しゃれにならないトラウマレベルの恐怖に出くわしたら、心臓にも腎臓にもよくないのですが、夏に、予定調和的に楽しむのであれば、健康法の一つとすら言えるかもしれません。

日本の歴史の中で、夏に怪談を定着させたのがどなたかは分かりませんが、とても賢くて頼もしい仕掛け人だなあ、とこれまた毎年感心しています。
もちろん
『ひたりこみ過ぎると、引き寄せてしまうかもしれません』
とか
『心霊スポットでの肝試しは危険で不謹慎で論外』
という説も正しく、尊重すべきものです。

とはいえ、五臓のバランスを保ち、健康に暮らすためには、「安全で」「ほほえましく」「節度あるコミュニケーションの種になる」程度の怪談を「夏に」見聞きすることは理にかなっています。

心臓のちからも、怪談も、両方共良いものです。みなさんも、程良く、こころとからだと相談しつつ、ぜひ楽しんで下さいね!!

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ
プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

最新記事