鍼灸で不眠から快眠へ… 冬の夜、寝だめができたなら ①

今回は、腎にちなんだ記事になります。今年は脾の年ですが、季節ものということで…

東洋医学では、人体や五臓は、森羅万象と対応しているので、ふさわしい季節や時間にちょうどいいことをすれば、こころもからだにもあたまにもとても良い、と考えます。

(例えば、ちょっと脱線して肝の話になりますが、王朝とか朝廷という言葉の中にも、その五臓の秘密が隠されています。
東アジアでは、昔の宮廷人達は、正に朝、午前中に仕事をしたのです。なぜかというと、五臓の中で一番仕事が上手なのは肝であり、その肝が一番バリバリ働けるのは朝だからです。

季節では春なので、日本で春に入学や入社というのはとても理にかなっています)

睡眠は、当然、夜です。五臓では腎、季節では冬です。ついでに言えば、方向では北なので、東洋医学や風水を知る人は、北枕をむしろ賛成します。落ち着きすぎる、静かになり過ぎるという意見まであるくらいです。

病理学や臨床では、腎に限らず、他の臓腑(心、脾、肝、胆など)の異常や気、血、津液の不足、不要なものの過多なども不眠を引き起こす原因ですが…

生理学的には一日のうち夜中(なるべく夜10時~2時)に眠れたら、腎がよくなり、翌日元気いっぱいです。

一年のうちに冬(日が短く、夜が長く、おあつらえ向き!!)に睡眠や休養をとっておけば、次の春、夏、秋に大活躍したり、人生を楽しむためのスタミナを充分蓄えておけるのです!!

また、腎臓は生まれながらに授かった生命力の貯金箱という側面もあります。
その生命力は寿命に向かうほどに、減ってしまいつきてしまう、大事に使わなくてはいけないものですが、たっぷり眠ることで、ある程度まで増やしたり、補充できます。

※ ちなみに日々の暮らしを支えているのは脾臓によって、変換された飲食物のエッセンスです。これを水穀の精微(すいこくのせいび)といいます。
※ 腎が蓄えている生命力を普段あまり手を付けない貯金や財産に、
  脾が毎食つくる水穀の精微をすぐに使うお給料に例えていただくと分かりやすいと思います。

不眠でお悩みの方はもちろんのこと、眠りと人生の質をもっと向上させたい方にも、鍼灸はおススメです。
前述のように、様々な筋道だった理由や論理に基づき、様々な手法でお役に立てます。

かかりつけや最寄りの鍼灸院に行ってみたくなってきませんか?

次回は、
・腎が整い睡眠が改善することで何が期待できるのか、派生するのか
・具体例… 等々
お伝えいたします。こちらもお読み頂けたら嬉しいです。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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