2015年 鍼灸は働く女性の味方です!! ⑫

24時間、天職ですか? ④

ドイツのオペラ歌手のルネ・コロは、これまたすごい生業ぶりでした。
この方は、ゴツくてマッチョでパワフルな声を持つ、ヘルデンテノールと呼ばれるワーグナーの歌い手の一人でありながら、反面、陽気な喜歌劇で、軽やかな美声をひびかせたり、コミカルな演技を見事にできる方です。

悲劇でも喜劇でも、知性が輝いている声なので「脳ミソ筋肉」と、陰口を叩かれがちな他のヘルデンテノールとは一線を画しています。「ルネ・コロ様」と呼びたいくらいです。

この方は、昔、来日の際、おやじ狩りにあってしまいました。もともと大好きな歌手なので、ショックを受けました。と同時に、ピッタリすぎて感動すらしてしまいました。

(本場の文化を伝えにはるばる来てくれた方になんてことを!!)
(第一、多勢に無勢なんて、卑怯だ!!そもそも、誰が相手でもしてはいけないことだ!!)
と義憤に駆られたのですが…

その反面、不謹慎ながら(なんとまあ、テノールの役を人生の中まで生きていることか!!さすが、ルネ・コロ様だ!!生まれついてのオペラ歌手だ!!ビバ!!)とか
(取り調べの時、通訳さんはついてくれたのだろうか… かつ丼は出たのだろうか… お疲れ様、日本を再び好きになって頂くためにも、私の鍼灸をぜひ受けてほしかった…)とか、色々考えてしまいました。

オペラでは、テノールが主役の場合は、世間知らずな若者だったり、王子や騎士、という役が多いのです。

たとえ、英雄の役だとしても、バリトンやバスが演じるところの狡猾な大人の男や権力者に痛い目にあわされたり、恋人との仲を裂かれたりします。怪物に襲われたり、魔性の女にそそのかされたり、たぶらかされたりします。

そして、ふるさとを知らなかったり、ふるさとから遠く離れた土地で大変な目にあったりします。
ルネ・コロ様は、正にそれを実生活でもやってのけたのでした。

ここまで、シリアスではなくても、日常を職業的にとらえ、観察したり、体験したり、冒険したりして、その手土産を仕事に還元することは、誰でも可能で、楽しいものです。
仕事とプライベートが互いにラブコールを交わしているようなものだと思います。
仕事に充分生かしたら、その成果をたずさえて、プライベートを楽しんだり、再び好奇心をもって暮らせたらいいなと思いました。そういう一年にしたいと思いました。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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