現地入り鍼灸ボランティアと視察。相馬仙台行きの記録とご報告⑦

~「松島や ああ マリンピア マリンピア」~
2013 H25 4/16(火)
10:30~1:30
塩竃神社参拝。最高の日。桜、良い天気、子供達が遊んだり写生大会。大きなトチの木の根が、いい感じだったので、寄りかかる。慌ただしさで疲れを棚上げしたり、押し込めていたのが思い出される感じ。トチの木が、私の疲れというオリを一度に浮き上がらせた後、解き放ち、更にエネルギーをくれている感じがする。本来の自分の力と土地やトチの木の愛や癒しが合体し、とても元気に。とはいえここでも(こんな美しい土地なのに、地震や津波で…)と感動すればするほど反動で切なくなる。
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2:00過ぎ~5:00
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マリンピア松島。急に寒くなり、雲が出てきた。神社での天気の良さは贈り物だったのだな、とつくづく思う。少々あせるものの、ほとんどが屋根付きとか屋内なので(私が来るまで雨は待っていてくれたんだ!!)と調子に乗る。

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人気者のビーバー。毛づくろい中

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塩害にもめげず田んぼ作り

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この水槽は大人のウエストくらいまで津波が来たものの、無事でペンギン達も大丈夫だった。
見学終わりごろ、お姉さんにお話しを伺う。
お姉さんは、当時別の水族館に勤めていた。自宅で地震。慌てて外に出たら、どこにでもあるブロック塀が倒れるのを目撃。生き物たちのために、津波の可能性も思いつかないほど、必死で職場に向かう。途中で同僚に会い「津波が来るから引き返しなさい!!」とアドバイスされて命拾い。

(以下の文は、お姉さんからお聞きした二つの水族館についての事と、パネルから読み取った事が混ざっています。また、私の記憶違いもあるかもしれません。ご了承下さい)
・「電気系統がダメになってしまった。自家用発電の設備も地下にあったので、津波の被害で結局使えず…。温度や酸素、ろ過や循環等、水のコンディションを保つのが不可能になってしまった。水がどんどん汚れて、生き物達には本当に可哀そうなことをした。」
※ パネルによると、海水や貯水池の水を汲み、火を使ってお湯にして水温を保つ努力をしていたとの事。人力で人海戦術でこなす。
※ また、水の汚れ防止のため、エサの量を減らし、その点でも生き物達に負担をかけた。
・水のきれいさを選べば、魚は空腹で体温を保てず
・エサで体温アップをはかれば、水が汚れる…、とスタッフの方達がどちらを選んでも辛い決断を強いられたということが、トークやパネルからひしひしと伝わってくる。「それでも、別の水族館や動物園の方、以前イベント等で知り合った方達が集まって下さって、とてもありがたかった。まだ寒いのに、汚れた水や水槽をきれいにする大変な仕事をよくやってくれた」「失われた生き物を、組織や個人が寄贈して補ってくれた」

ここで私が「貴重なお話ありがとうございました。現場の、当事者にしか分からない事ばかりですね。私達素人は、つい、『津波でも水槽が無事なら大丈夫ですね!!』なんて思ってしまうけれど、本当に大変だったのは、その後だったんですね~。知らなかった。ご自分だって被災されてお辛いのに、全力を尽くして…、それでも到底間に合わず…、生き物が好きでこのお仕事に就かれたのに、目の前でどんどん弱ったり、ついには…、になってしまったり…。負け戦と分かっていても踏ん張り続けなくてはならない期間が続いて本当にお疲れ様でした…。お姉さんも、休養を取って下さいね!!皆さんの努力で、被害を最小限に食い止めることができたと思いますよ~」

といった事を申し上げたところ…

「おかげさまで全国からメッセージが沢山届いて…。読みながら何とかしのぎました。あの励ましが無かったら、あんなに頑張れなかった。到底無理だったと思う」
との事。
メッセージを送ることについては、当時、賛否両論で…、もっと具体的な物品やお金や行動のほうがいいのでは、という意見も多数あり、メッセージだけ送った人がシュンとする事もあった。

けれど、このお姉さんのように、絶望を希望や力に変えるための光だと感じた人も沢山いるので・・・これからでもいいから、または、むしろ、これからこそ、メッセージを送るのも良いのではと思う。
もちろん一番いいのは、訪れて、楽しみ、スタッフさんのサービスに感謝し、体験コーナーやショーにはなるべく参加し、フードコートでたらふく食べて、お土産を買いこんで帰り、帰ってからも口コミすることだけれど、ハートも送りたい。
メッセージを眺めたところ、海の生き物達だけでなく、「きっと良いことあります!!」とスタッフをねぎらう言葉があり、心熱さと、しんみり感を同時に感じる。
私も相馬での体験談やお聞きしたお話をお伝えし、共にいたわり、励まし合い、互いが相手の力になるすばらしいひと時を持てた。

  
…というと非常に美しく切ない話のようですが… 実際美しい光景ですが… 実は、私の人生のクセで「悲劇には喜劇が必ずついてくる」というものがあります。ヨタ話になってしまうのですが… 書き加えます。実は、この間中、私の左手の中には、お子ちゃま向けの知育実験器具がありました。「電気ウナギの電気を体験しよう!!」というものです。(今日ならば、空いている平日なので、子供を差し置いて、いい大人が体験コーナーやスタッフを独占、という恥知らずなことにならずにすむ!!)と思い、ノコノコと近づき参加したのです。貸切状態でした。(ちなみにその直前には、ドクターフィッシュ達に手の角質をこそげ取られ、魚の体のヌルヌルと合わせてくすぐったく、一人静かに身もだえていました。貸切状態なので、感想を伝える相手もいなかったのです)
話を戻すと、いい大人がお子ちゃま向け器具を握りしめているだけでもギャグなのに、電気ウナギにも、世話をしてくれるスタッフへの愛や忠誠心があるようで、このお姉さんが悲しんだり、感謝の思いで盛り上がったりすると、同調して、強く電気を流すのです。お姉さんと二人、切なさに眉が8時20分に、瞳を潤ませている時にかぎってビリビリするのです。思い出す度、自分で自分を笑ってしまう出来事でした。
  

ほんの少しの時間、お姉さんに手のひらマッサージをプレゼントさせて頂く。(いつか、生き物達を救うために、自分だって辛いのに頑張った方達のためにも、鍼灸ボランティアをさせて頂けたらな)と思う。

<ピンボケしていますが、パネルの文章>
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<津波の跡>
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<復活にむけて一丸となる>
応援メッセージ
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救援物資
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大洗水族館からマンボウ寄贈。ふるさと茨城が誇らしい
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多分、お便りやメッセージを書いたり、工作をする子供達
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再オープンの日!!2011年4月23日
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 5:30~6:30
ワンコイン日帰り銭湯。洗い場と湯船にはライオンの湯口からザバザバ出ているだけで、ジェットバスなどはないシンプルな設備。窓ガラスに馬の絵を描いていたら、石巻の女性に話しかけられる。「やさしい馬だね」、と褒められる。水産業者さん。この温泉に数日前に来たら気に入って、また来たとの事。「石巻は一時ボランティアの人に頼り過ぎることもあったけど、今後は自分達で自立して頑張っていきたい」という貴重なお話をお聞きできた。私達治療家のボランティア達も「自立支援をさせて頂きたい」と常々思っているので、我が意を得たり!!の気分。また、外国人女性が、窓ガラスに、ボンジュール!!と描いてニコニコされたので、「おお、フレンチフレンチ」と盛り上がる。彼女は8週だか8カ月だかかけて、日本を北から南へ縦断しているとのこと。「オッカイドー、オッカイドー」との言葉に(おお、本当にフランス語はHを発音しないんだ…)と妙なところで感心。自作のポストカードをプレゼントしたら、感謝のキスをしいていいか、と身振りで示すので、戸惑いつつも、(頬になら…)とOK。されたりしたりする。欧米人は本当にキスが好きだよな~と感心。東北の方を癒しに来たつもりが、おもいがけず、フランス人女性に可愛がられ本末転倒感はぬぐえないものの、これもまた旅なのだ!!と思う。白人女性の握力はものすごくパワフル。人種の差を感じる。そこらの日本人男性よりよっぽどタフ。オリンピック等で、東洋人が白人に勝つことがどれたけすごいことか…と思いをはせる。

7:30~10:00前
仙台の友人宅、友人と娘さんの治療
晩御飯を頂く。牛タン!!おいしい焼き加減。友人いわく「そういえば仙台は普通のスーパーでも、大量に牛タンが常備してあるね~」とのこと。ありがとう!!

10:30
コンビニやガソリンスタンドで用を済ませ、仙台東から出発。コンビニの駐車場でもやはり1円拾う。

現地入り鍼灸ボランティアと視察。相馬仙台行きの記録とご報告⑧
~ロトくじははずれたものの思いがけず…~
2013 H25 4/17(水)
明け方 4:30
仮眠や軽食を取りつつ、6時間かけて自宅へ。旅の間中ずっと、サービスエリアのお手洗いには、大量にお花が生けてあり、嬉しいびっくり!!華道の師匠の手によるものなのでは、という立派さで、3つも4つも設置。東北のおもてなし魂を見た!!という感じ。
【写真】
3泊4日の間、堅気の時間で動き、ちゃんと早寝早起きしていたので、道中眠くてたまらず、仮眠。楽しいはずの高速運転で眠くなるなんて初めてだった。

昼過ぎに起きる
イーアスつくばに行き、仙台で買ったロトくじのチェックをしに行ったら、「あなたに渡したいものがあって、ずっと待っていたの!!」と招かれる。なんだなんだ、と向かったところ、近くのノバホールで、宝くじの番号を決めるイベントがあり、なんとゲストが東儀さんとのこと。その方もとても行きたがっていた。その様子を、下さった方の為に真面目にメモを取り、ルポ。ロトは残念ながらハズレでしたが、補って余りあるラッキー。

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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