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「花粉症対策 鍼灸院発 発症時は甘やかし大作戦」 ④

前回の続きです。

今回は… なぜ発症部位や症状が人によって違うのか、あるいは同じ患者さんでも、その年によって症状や部位が変わるのか、です。

目の人、鼻の人、のどの人、コリや痛みの人、だるい人、かゆい人、ふさがる人、流れる人、皮膚や粘膜が荒れる人…と言うまでもなく様々ですよね?

実はこれは、五臓のどれが弱いか強いかで、分類も説明もできるのです。

また、思いがけない部位と部位が連動して、まるでモグラたたきのように、どちらかが良くなると別のところが悪化する、ということもあります。

鍼灸師はこれらのことを見極めて、どのツボに何をするのか決定します。

もしも、みなさんのお体のうち…

五臓六腑でいう肝、胆に過不足があれば… もともと春は、肝、胆の季節なので、
・気持ちも体も力みすぎたり怒りっぽくなったり、前のめりになりがち(そのくせ焦る割には、はかどらない)
・目にちなんだ症状(かゆみ、つかれ、痛み、目やに、乾燥など)
・こめかみを含む側頭部やうなじを含む後頭部~首のななめうしろのコリや痛み、そのあたりの白髪が増えやすくなる等
・肋骨の下が張ってうっとおしかったり、呼吸しづらい
・背部、胴体の真ん中くらいの高さのコリや張り、痛みなど(女性ならブラジャーのホックあたりから、やや下にかけての高さの筋肉くらい。)または、肋骨や背骨がずれたようなおさまりが悪いような感じ。

…等々がおこりがちです。

五臓六腑でいう肺・大腸に過不足があれば…
・咳やくしゃみ、鼻水、鼻づまりかゆみ、痛みなど(鼻~のど~気管~気管支~肺にかけての何か)
・体表面(皮膚、頭皮)が、うすら寒かったり暑がりになったり、外部からの刺激に弱くなる。荒れる。痛かったり、かゆかったり。
・大腸が弱くなる(下る、痛くなる)
・わけもなく、または些細なことや思いがけないことで涙もろくなったり、むなしくなる。
…等々が起こりがちです。

肺は、皮膚や大腸とリンクしていて、同時によくなることもあれば、モグラたたきゲームのように、あちらをたてればこちらがたたず、ということもあります。

また、肝、胆、肺、大腸ほどわかりやすい症状ではないものの、脾、胃も間接的に花粉症と関りがあります。
次号でご説明させていただきます。併せてどうぞ!!

「花粉症対策 鍼灸院発 発症時は甘やかし大作戦」 ③

前回の続きです。

個人的な体験ですが…
私の場合、ひと冬の間なるべく断酒すると、その春の花粉症がとても楽でした。(お正月とかパーティーとか、おつまみにいい物を頂いたりした時は飲みました)
お酒は百薬の長ではありますが、それは、健康な人~半健康人くらいの方が適量飲んだ場合です。
弱っていたり、何か症状がある時は、悪いほうに働くことも多いです。
例えば、ビールは五性(熱、温、平、涼、寒という、体を温めるか冷やすかの基準)では、寒(かん)で体をかなり冷やすとされています。日本酒とワインは温で、やや温める。焼酎は熱でかなり温める。
…なのですが、
病んだり弱ったりしている時に飲むと、どんな種類のお酒でも、
・冷え性の人をさらに冷やしてしまい、
・熱のこもった人をさらに悪化させる
という傾向があります。
なので…、寒い時期に悪化する花粉症の人も、暖かくなってから悪化する人も、冬の間は酒量を減らすといいかもしれません。

「花粉症対策 鍼灸院発 発症時は甘やかし大作戦」 ②

前回の続きです。

体質が変わると花粉症の発症時期や悪化するタイミングも変わる場合があります。慢性病は、ご本人が一番弱っているときに、発症や再発しやすいのです。

例えば… 鍼灸の患者さんが冷え性が治ってきたため、「早春の花粉症が楽になった!!」と喜んでいたものの…
今度は、高温時に弱くなり、かえって晩春や初夏に発症や悪化することもあります。

また、逆に、体内に熱がこもって、晩春に悪化していた人が、体質改善により晩春よりもむしろ早春に悪化、ということもあります。
(私事ながら昔やわらか堂がこのタイプでした。GWごろ、鼻がつまって24時間口呼吸だったのが、徐々に、早春の発症に移行していきました。全体的にみれば症状はどんどん軽くなってはいます)

体質だけがかわったのか、アレルゲンもかわったのかはよくわかりません。

ここで、
「ええ~!!治療しても時期がずれるだけなの?意味ないの?!」
と思われる方も多いと思いますが、大丈夫です。お体を信じてあげてください。鍼灸とセルフケアで体質改善し続けた人は、ゆくゆくは…

症状はどんどん軽く、そして、つらい時間が激減します。
例えば、1年のうち数ヵ月つらかった人が、1ヵ月くらいですんだり、
又は、1日のうちで24時間つらかった人が、楽な時間のほうが増えてきます。
セルフケアや症状をやわらげるための我慢も少しで済むようになります。以前よりアウトドア活動を増やしても大丈夫だったり、回復が早くなります。

次回も引き続き、花粉症についてのお話です。

「症状がかわる?」とか、「人にもよるけど予防セルフケアとは?」等などの予定です。

「花粉症対策 鍼灸院発 発症時は甘やかし大作戦」 ①

花粉自体は別に敵でもなんでもありません。大昔、それこそ人間が火や道具や文字を使う前から、元気に大量に飛び回っていました。

人間の免疫が悪いわけでもありません。持ち主を守ろうとして実に健気に頑張っています。
ただ、疲れやストレスで丁度良いさじ加減を忘れてしまっているだけです。

また、少し別の視点でいうと…
春は花粉症がある人もない人もどのみち冬にため込んだ老廃物等を炎症や発熱という形で体外に出すことも多いです。

鍼灸師や漢方薬の先生なら、症状を無理に抑え込まず、「いっそ出しきっちゃいましょう!!」という作戦を取ることも。

なので…花粉を責めたり戦ったりするのではなく、
・アレルギーという誤作動を起こしてしまうくらいにストレスをためたり、疲れていたり
・また、老廃物を出そうと頑張っている
ご自身をいたわりねぎらうことに心血を注いでください。

デリケートになって「攻撃された!!」と焦って、過剰反応しているお体を、ここぞとばかりにちやほや甘やかし、体にとってプラスになることを加えることで、

「体がこんなに楽で幸せなのだから、花粉があっても取るに足らない。たいしたことない。大丈夫、大丈夫」と、なだめることができます。要は、びっくりした体を和ませるだけでいいのです。実際症状がかなり軽くすむ方が多いです。

具体的には例えば…いつもシャワーの人は湯舟に。湯舟の人は少しいい入浴剤を入れてゆっくり。いつもより良質の睡眠を長くとる。体に良くて好物でもある食べ物を取る、等々健康十訓(よく観光地で売られている手ぬぐい等にプリントされていますよ!!)をなるべく取り入れるといいと思います。又は、趣味やご自分の夢にちなんだことを少しするのもいいと思います。(疲れない程度に!)

もちろん、鍼灸もとてもあっています。本当はじっくり体質改善の時間を取るのがベストですが、発症したてや直前に集中してかかるだけでも大分違います。
鍼灸ファンや経験者さんには、すごく簡単で、おトクな甘やかし法です。

また、年単位でかかる鍼灸は更におすすめで、体質改善や健康増進でかかられた方は、
・ほぼ完治(花粉対策にかけていた時間・労力・体力・気力・予算等がまるまる浮きます!!)
・又は軽くすむ
・又は症状はまだ出るものの、心も体も頭も元気いっぱいになったのでへっちゃら。日常が充実したり、楽しくてたまらないので気にならない…等々になります。
とはいえ、ここまで来る途中のプロセスとして全員ではないものの… 一部の方には…

なまじ、少し元気になったので症状が派手になり…それでいて、まだ自力ですぐに回復する力は弱い、という段階を経る人もいらっしゃいます。とまどってしまうことも多いと思います。

もしも、何か体質改善の治療を受けていて、かえって悪化しているのでは?と悩んだり、前よりも効きが遅い、ので悩んでいる、と心配されている方がいらしたら…

心と体と頭と考え方、暮らしぶり等、人生を全体的に観察して、上向いているのなら、大抵は続行して大丈夫です。よく、かかりつけの治療家や医師、薬剤師等に、ご質問されるといいと思います。

また、次号にUPする予定ですが、体質がかわると、発症とか悪化するタイミングもかわることがあります。くわしくは次号をどうぞ!!

「好きだ!!」展に出展します

1/30(水)~2/3(日)に、つくば市民ギャラリーで、「好きだ!!展」が開催されます。
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詳細は主催者のホームページからご覧いただけます

やわらか堂も、東洋医学と絵画で出展します。
チラシはツイッターからご覧いただけます。
(チラシにはやわらか堂とはでていません)

※ 「好きだ!!展に行きました」で、ご来院時指圧等サービスいたします!!

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プロフィール

やわらか堂

Author:やわらか堂
小関理恵(こせきりえ)
鍼師、灸師、
あん摩マッサージ指圧師

  • 1995年上海中医薬大学
    (WHO指定研修先)にて中国鍼短期研修
  • 1996年東京医療専門学校卒業、鍼・灸・あん摩マッサージ指圧師資格取得
  • ハートと虹色の画家
  • 癒しのライター

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